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レポート
2019/10/27【大阪】ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別レクチャー&上映会@大阪歴史博物館
ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別レクチャー&上映会「Come to Life!」大阪の映像資源を再発見という上映イベントで大阪歴史博物館へ行ってきました。
大阪中之島美術館さんと大阪歴史博物館さんが中心の主催企画で、無声映画振興会も公演に協力させていただきました。
会場の外にはこんなものが。これはフィルムをデジタル化する機械です。自宅に眠っているフィルムを持ってくると、その場でデジタル化して視聴用データを即日持って帰れるという株式会社IMAGICA Lab.さん協力の企画(しかもこの日は無料サービス!)。興味深いフィルムが持ち込まれておりました。
では会場へ。
こちらが会場となった大阪歴史博物館の講堂。映写機、スクリーン、グランドピアノのどれもが常設されている素晴らしい環境です。
今回は、
・戦前のホームムービー
・天王寺動物園の人気者・チンパンジーのリタを活写する記録映画
・美術家 吉原治良の16mm作品『cine-memo』
などのサイレント作品が鳥飼りょうのピアノ伴奏で上映されました。
また、大阪市営地下鉄の工事記録や、沖縄アーカイブ研究所の真喜屋力氏によるゲスト上映など盛りだくさんな内容となりました。
通常の上映会よりも学術的要素の強いイベントですが、色々な魅力ある映像が上映されたためお客様の満足度も高く、また伴奏上映も大変好評というアンケート結果をいただきました。
過去の作品が鑑賞できるのは、こうしたアーカイブ活動があって初めて成り立つものです。非常に有意義な上映会となりました。