ごあいさつ

書籍紹介

無声映画に関連する書籍を紹介します。

 

 

『サイレント映画の黄金時代』(ケヴィン・ブラウンロウ著、宮本高晴訳 国書刊行会)

 

〈サイレント映画〉の魅惑と巨大な謎を解き明かす記念碑的名著、ついに邦訳!

最も古くて最も新しい「映画」の永遠の魅力のすべてがよみがえり躍動する名著、名訳。ページをめくるごとに貴重な映画史的資料の数々に目をみはりつつ、読めば読むほどその映画的な、あまりに映画的なエピソード、証言、実録の面白さに魅せられ、映画を愛し、映画に愛される幸福感にみたされてくる驚異の大冊。 山田宏一

今や過去の遺物とされるサイレント映画。しかし、トーキー(サウンド映画)になる前のほうが映画はもっと豊かで、娯楽性・芸術性すべてにおいて現在よりはるかに豪華で洗練され完成されたものだったことを人々は忘れている……誰もが知るスター(バスター・キートン、メリー・ピックフォード、ルイズ・ブルックス…)や名監督(ジョゼフ・フォン・スタンバーグ、ウィリアム・ウェルマン、アベル・ガンス…)、さらにはプロデューサー、脚本家、キャメラマン、編集技師、字幕作者、スタントマンなど映画を陰で支えた知られざるスタッフへのインタビュー、そして精緻な資料調査で得た波瀾万丈たるエピソードで、サイレント映画の豊饒なる世界が鮮やかに痛快に甦る。日本版附録として〈サイレント期アメリカ映画人名事典〉を収録。序文=岡島尚志(国立映画アーカイブ館長) (AmazonのHPより引用)

 

 

 

『活動弁士の映画史 映画伝来からデジタルまで』(高槻真樹著 アルタープレス)

 

周防正行監督の最新作『カツベン!』(12月13日公開)で注目!

「活動弁士/無声映画弁士」120年の歴史のすべてを詰め込んだ初めての書籍!!

 

一般的には1930年代半ば以降は消滅したと思われている活動弁士という職業。しかし実はその後も現在に至るまで各地で絶えることなくその系譜は生き延びていた。本書は無声映画黄金時代の華やかな歴史を紹介するのはもちろん、戦時中、終戦直後から現在の状況までをすべて網羅。著者が独自に発掘した大量の資料、現役の弁士・関係者たちへの詳細な取材によって明かされる「もうひとつの映画史」。(AmazonのHPより引用)

 

 

小津安二郎 サイレント映画の美学』(滝浪佑紀著 慶應義塾大学出版会)
 
小津映画の起源とは何か?

本書は小津安二郎のサイレント作品を、ハリウッド映画の影響およびサイレント映画美学という観点から検証する。小津は、『晩春』や『東京物語』に代表される戦後作品を中心に、家族の悲哀を繰り返し描いた日本映画の巨匠として名高い。しかし、戦間期にはハリウッド映画の強い影響のもと、『東京の合唱』、『生れてはみたけれど』、『東京の女』、『非常線の女』、『出来ごころ』など、サイレント映画の傑作を多数生みだしている。これらの初期作品における小津の実践とはいかなるものだったのか。

小津はエルンスト・ルビッチやジョセフ・フォン・スタンバーグといった映画監督の作品を編集や演出の水準で模倣しながら、〈明るさ〉を表現するハリウッド映画の〈動き〉を再現しようとした。ハリウッド映画の美学に忠実であることで、自身の映画スタイルを練り上げたのである。
本書では、小津が模倣したハリウッド映画作品との比較、さらには同時代のヨーロッパ前衛映画論(ジャン・エプスタイン、ジークフリート・クラカウアー、ジガ・ヴェルトフなど)への参照をとおして、初期小津の映画的達成を明らかにする。 (AmazonのHPより引用)


  

 

『大阪「映画」事始め:映画上陸120年の真実』(武部好伸著 フィギュール彩)
 
映画の原型ともいえるスクリーン投影式の〈動く写真〉、フランス製のシネマトグラフが明治30年(1897)2月15日、大阪・難波の南地演舞場で一般公開されました。それが日本の映画興行の始まり。

大阪が映画興行の発祥地のみならず、実は映画上映の発祥地である可能性が極めて高い。当時、シネマトグラフだけではなく、米国エジソン社が開発したヴァイタスコープという映写機も日本に渡来していました。そのヴァイタスコープの試写が間違いなく明治29年(1896)12月、難波の鉄工所で行われていたのです。そのとき映写した映像もほぼ特定できました。シネマトグラフの京都での試写よりも1カ月ほど早い。つまり京都が映画発祥地という定説を覆すことになるかもしれません。

2016年は正真正銘、映画上陸120年に当たる。心斎橋の輸入商・荒木和一が単身渡米しエジソンに直談判して輸入したヴァイタスコープ。片や京都の実業家・稲畑勝太郎がフランスから引っさげてきたシネマトグラフ。両者でドラマチックな「攻防」が展開されました。大阪と映画。いかなる関わりがあるのか本書をご覧ください。 (AmazonのHPより引用)

 

 

 

『映画探偵: 失われた戦前日本映画を捜して』(高槻真樹著 河出書房新社)

 

埋もれた日本の戦前映画を見つけたい! フィルム・アーカイブの探偵たちのユニークな活動を追いかけた初のノンフィクション。

(AmazonのHPより引用)